Webデザインの職業訓練校に半年通った話⑤職業訓練への応募の流れと手続きについて【後編】

職業訓練校へ通うための手続きを紹介した記事の後編のアイキャッチ画像 職業訓練の体験談

はじめに

こんにちは、Mojikoです!記事を読んでくださりありがとうございます。
この記事では職業訓練への応募の流れと手続きについて、お話ししたいと思います。

私は新卒で入社した会社を3年で退職したあと、何度か転職を経験しました。ですがどの職場でも、人付き合いが苦手なせいかうまく馴染めず、「毎日会社に行くのがつらい…」と思うようになりました。

そんな中、「できれば一人で仕事がしたい」「在宅で、人とあまり顔を合わせずに働ける仕事がしたい」と思うようになり、何かスキルを身につけようと考えました。

最初は、いったん仕事を辞めて職業訓練校へ通うことを検討しましたが、「収入がゼロになる不安」「その後ちゃんと就職できるのか」という不安もあり、まずは仕事を続けながらスキルを身につけられないかと模索しました。

そこで受講してみたのが、「東京都キャリアアップ講習」という、土日や平日夜に通える社会人向けの講座です。
しかし、フルタイム+残業のある仕事をしながら、勉強・就職活動・ポートフォリオ作りなどを両立するのは想像以上に大変でした。もし興味があれば、そちらの体験談も関連記事に載せているのでご覧ください。

その後、思い切って退職し、腰を据えて学ぶ決意をして、Webデザインの職業訓練校に約半年間通いました

「退職して学校に通う」――と聞くと、まず心配になるのがお金のことだと思います。
私は雇用保険制度を活用して、訓練を受けながら給付金を受け取ることができました前職で6か月以上雇用保険に加入していれば対象になる制度です。
また、条件により月10万円の支援金を受け取れる制度(求職者支援制度)もあります。
制度についてはこちらの記事でお話ししています。

ちなみに私が通ったのは、退職の翌月からスタートするコースだったため、在職中からハローワークに通って相談・申込みなどをしていました。手続きは正直とても大変で、その時の様子や実際の流れをこの記事でお話ししたいと思います。

実際の訓練校の様子などはこちらの記事にしていますので、よければ関連記事もあわせて読んでいただけると嬉しいです!

前提として、私は「公共職業訓練(離職者訓練)」として雇用保険(失業保険)の手当をもらう方の手続きをしています。

職業訓練に行くまでのざっくりとした流れはこんな感じです。
記事が長くなってしまったので訓練に行くまでについてはこちらの【前編】でお話しさせていただきます。

  1. どんな職業訓練があるのか調べる
  2. ハローワークへ相談
  3. 見学会に予約、参加(職業訓練校)
  4. 受講申込書の作成、提出(ハローワーク)
  5. 受講申込書の提出(職業訓練校)
  6. 選考会の予約(職業訓練校)
  7. 選考会(職業訓練校)
  8. 合格したら入学の手続き(ハローワーク)
  9. 開講前日に受講の手続き(ハローワーク)

今回は訓練中の手続きと訓練後の手続きについてお話ししていきます。
訓練中にも月1回ハローワークに行く必要があり、訓練後の手続きも少しだけあり、
なかでも、終了後手当」という、30日間延長してお金をもらえる制度もあるので、そのあたりもご紹介していきます。


必要な手続きがいろいろあるのでちょっと大変ではありますが、私の体験がこれから職業訓練を検討している方の参考になれば嬉しいです。

職業訓練中の手続き

訓練中は、月に1回「指定来所日」という日があり、ハローワークへ行く必要があります
訓練窓口と給付窓口の2か所をまわる必要があるので、ちょっと面倒ですが大切な手続きです。

授業もあって忙しい中、書類もたくさんあるので、「次に必要なもの」だけメモしておくのがおすすめ!私は毎回そうしていました(笑)

訓練窓口での対応(欠席・遅刻の連絡など)

指定来所日には、あらかじめ担当さんと約束した時間にハローワークへ行きます。
面談の時間は30分くらいで、主に訓練の様子や今後の方向性についてお話しします。

持ち物は下記のものを毎回持っていきます。どんなことを書くか、後ほど説明しますね。

  • 「ハローワーク受付票」
  • 「就職支援計画書」
  • 「学習レポート」
  • 「訓練終了者の求職活動等確認票」(終了が近い人、「終了後手当」をもらう人のみ)

授業の進み具合や、今後どんな仕事を目指しているかなどを話す機会でもあるので、ざっくりでも自分の考えをまとめておくとスムーズです。

「就職支援計画書」

これは、応募した求人出席状況などを書く書類です。

私は授業が忙しくて就活は後回しにしていたので、主に出席状況だけ記入していました。
相談員さんも「卒業が近づいたらで大丈夫ですよ」と言ってくださったので、無理せずOKです。

他にも、次回の面談予約などもこの用紙にメモしてくれます。

「学習レポート」

毎回、訓練校で学んだことを書くレポートがあります。フォーマットを紙で渡されますが、自分でパソコンで作って良いとのこと。(書く欄が大きいので助かりました)A4裏表を全部埋めて欲しいようですが、「時間がない時は簡単でいいですよ」とおっしゃってくれました。
書く内容は下記の通りです。

  • 「学習内容」と「学んだこと」×3つ分
  • 「今後の目標・計画」
  • 「取得資格(予定)」
  • 「受講の感想」

給付窓口での対応(失業認定・証明書など)

こちらはお金まわりの手続きをする窓口です。

訓練校からもらえる「公共職業訓練等受講証明書」という出席表を、毎月1枚提出します。
合わせて「雇用保険受給資格者証」も一緒に提出すると、だいたい1週間くらいで下記の給付金がまとめて振り込まれます。

  • 雇用保険の給付金
  • 通所手当(1日500円上限40日)
  • 交通費(定期代)

初回だけは「公共職業訓練等受講届・通所届」という書類も必要です。
これは定期券の金額や通学ルートを確認するための書類で、訓練校に提出 → ハローワークに提出という流れになります。

職業訓練後の手続き

卒業したあとも、しばらくはハローワークに通う必要があります。
修了式の当日または翌日/指定来所日(訓練窓口)/失業認定日(給付窓口)などに、それぞれ用事があります。

訓練中は1日で手続きをまとめてできましたが、卒業後は他の失業者と同じ扱いになるため、給付係は「失業認定日」にしか行けなくなります。ちょっと面倒ですが、頑張りました(笑)

終了後手当の手続き(卒業前にもらって卒業後提出)

卒業の少し前の「指定来所日」で、ハローワークの担当さんから終了後手当の説明がありました。

この手当をもらうには、卒業の直前(修了日を除いた4週間前~前日まで)に2社以上の応募が必要です。

この他にも「希望職種の有効求人倍率」など、条件がありますので、ここは担当さんとしっかり相談してください。

「訓練終了者の求職活動等確認票」という用紙に応募した2社について記入し、卒業日または翌日に提出します。応募の基準はちょっと曖昧なのですが、「応募ボタンを押して、履歴書や職務経歴書を送ったらカウントされる」と説明されました。求人サイト経由でもOKとのことでした。

ただし、ハロワから企業へ連絡はしないものの、不正受給と判断されるリスクもあるので、誠実にちゃんと応募するのが大事です。

「訓練終了者の求職活動等確認票」には事業所名、電話番号、応募日、職種、応募の結果等を記入します。

また、給付係にこれまで通り、「公共職業等受講証明書」「雇用保険受給資格者証」を提出して振り込み手続きをしてもらう際に、「失業認定申告書」をもらい、次回の失業認定日までにさらに2社応募して記入してくるよう言われました。(卒業前2社、卒業後も2社必要ということです…

指定来所日(卒業後)

訓練校のキャリアカウンセリングで使ったジョブカードと修了式でもらった職業訓練のアンケート、評価シート(成績表)を提出しコピー等してもらいます。

終了後手当をもらうためにも、修了式から最初の指定来所日の間にも2社応募する必要があります。
職業訓練窓口でも今後の就活のことも含めてこれを相談します。

失業認定日(卒業後)

「○型ー火」のように失業日などによって、人によって認定日が違います。「失業認定申告書」に就職活動の状況を書いて提出します。

一応午前中に来所するよう指示がありますが、時間は融通してもらえるそうです。

訓練窓口の方の「就職支援計画書」にも就職状況について書いていますので、そちらと同じ内容で書きました。(窓口がバラバラで2度手間ですが仕方ありません…)

おわりに

ここまで職業訓練の手続きについてお話ししてきましたが、とても複雑です。
読んでもピンとこないところがあったかもしれません…
書類が多いので「今必要なこと」「次回必要な書類」にだけ集中して取り組むとアワアワしません(笑)

記事の内容がブレてしまうので、今回は職業訓練校中と訓練後の手続きについてを中心にお話ししました。
職業訓練に行くまでの手続きはこちらの【前編】でお話しさせていただきました。

詳細な訓練校の様子などは、お伝えしたいことが多くて記事をそれぞれ分けました。
お手間をとらせて申し訳ありませんが、もし興味がありましたら関連記事も読んでいただけると嬉しいです。
HSPさん向けの良かったことや辛かったこと、その対処法なんかも記事にしています。

このブログが皆さんの新しい道に少しでも力になれますように。

ここまで読んでいただきまして、どうもありがとうございました。

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