頑張りすぎてしまうあなたへ|『コウペンちゃんのきっとうまくいくよ』レビュー

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はじめに

こんにちは、Mojikoです。

毎日の日常生活の中で、なんだか疲れてしまう時ってありますよね…
そういう時って何もできないほど、心は疲弊して身体もぐったりしてしまう…

今回は、そんな疲れた心を癒して寄り添ってくれる本をご紹介します。

読むと言っても、ぐったりしているときにしっかり本を読むのは大変ですよね。
この本は、ページをパラパラとめくるだけでも、やさしい言葉と可愛いイラストに癒される一冊です。

ページごとに、あなたを励ましたり、「これでいいんだよ」と安心させてくれる言葉が添えられていて、そのときの自分に合ったページを読むだけでも、少し心が軽くなります。

自分に今必要な言葉に出会える、そんな一冊です。

今回は「こうペンちゃんのきっとうまくいくよ」についてご紹介したいと思います。

■書籍情報
タイトル:『コウペンちゃんのきっとうまくいくよ』
イラスト:るるてあ
監修:根本裕幸
出版社:リベラル社
発売:星雲社
発売日:2024年

コウペンちゃんって?

コウペンちゃんは、どんなに小さなことでも「えらいね」「すごいね」と認めてくれる、やさしいペンギンのキャラクターです。
日常のささいな行動にも「それでいいんだよ」と声をかけてくれて、見ているだけで少し気持ちが軽くなるようなあたたかさがあります。

コウペンちゃんは、イラストレーター・るるてあさんが
SNSで発表したことから人気が広がったキャラクターです。

コウテイペンギンの赤ちゃんで、私たちの身の回りをちょこちょこそばにいるという設定です。
「コウテイペンギン」「肯定ペンギン」が名前にかかっています。
その名の通り、私たちをやさしく肯定してくれるペンギンです。

現在は書籍だけでなく、グッズや展示など、さまざまな形で展開されています。

コウペンちゃんのイラストは、るるてあさんのXでも見ることができます。
やさしい世界観が好きな方は、ぜひのぞいてみてください。
るるてあさんのX https://x.com/k_r_r_l_l_

どんな内容の本なの?

「大丈夫です!」が口癖になっているような、自分に厳しい頑張り屋さんに向けて、コウペンちゃんがやさしい言葉をかけてくれる本です。
つい無理をしてしまう人や、自分よりも周りを優先してしまう人に、そっと寄り添ってくれるような内容になっています。

また、自分を大切にすることや、しんどさが少し和らぐような考え方についても、やわらかい言葉で教えてくれます。
押しつけるような内容ではなく、「こういう考え方もあるよ」とやさしく差し出してくれるのが、この本の魅力です。

見開き1ページで1つのテーマが扱われていて、どこからでも読むことができます。
パラパラとめくってみて、自分の手が止まったページを読むだけでも、自然とそのときの自分に必要な言葉に出会える構成になっています。

可愛いイラストとやさしい言葉が組み合わさって、読むというよりも、ただ眺めているだけで心が軽くなるような一冊です。

例えばこんな内容があります。

本書の中には、「理想の私になったら何をしたい?」という問いかけのページがあります(p.64)。

理想の自分を目指そうとすると、それがプレッシャーになって苦しくなることがあります。
でも、「理想の自分になったあと、何がしたいのか」を考えることで、少しずつ気持ちが前向きになっていく、という内容です。

私はこの言葉を読んで、ハッとしました。

たとえば私の場合、「自立して仕事をする自分」を理想として思い描いています。
でも、現実はなかなか思うようにいかず、毎日少しずつ取り組んでいる状態です。
「早く理想の自分にならなきゃ」と焦る気持ちや、うまくいかないことへのプレッシャーを感じていました。

きっと、焦るあまり心に余裕がなくなっていたんだと思います。

でもこの言葉に出会ってからは、少し気持ちが軽くなりました。
「まずは、なりたい自分になった後に何をしたいのか」を考えることで、前向きな気持ちを取り戻せた気がします。

今では、気持ちに余裕がなくなったときは、自分が作った「ほしい物リスト」や「やりたいことリスト」を見返して、ワクワクする気持ちを思い出すようにしています。

読んでみた感想

可愛いものって、見ているだけで少し疲れがやわらぐなと感じました。

コウペンちゃんは、見ているだけで気持ちが緩むような安心感があります。
それだけでなく、弱っている心に寄り添ってくれて、前向きになれる考え方や、気分が少し軽くなるようなヒントをやさしく教えてくれます。

弱っている時や疲れている時って、自分から前向きになろうとしたり、うまくリラックスしようとするのが難しいと感じると思います。
「何かしなきゃ」と思っても、気持ちがついてこないこともありますよね。

だから私は、そういう時にこの本をとりあえず開くようにしています。
自分から頑張らなくても、ページをめくるだけで、コウペンちゃんがやさしい言葉でそっと癒してくれます。

その時の気分によって心に残るページは変わりますが、今回は特に印象に残った言葉を3つご紹介します。

「私は私、あなたはあなた」

まずは「私は私、あなたはあなた」(p.24)という言葉です。

冷静な時に言われると、この言葉は当たり前のことのように感じるかもしれません。
でも、繊細な人ほど、他人の感情や仕草に振り回されることが多く、それが疲れにつながってしまうこともあるのではないでしょうか。

私は、そんなぐったりしている時に、この言葉が心に沁みました。
誰かの何気ない一言に傷ついたり、「自分が気にしすぎているだけなのかな」と考え込んでしまうこともありましたが、
「私は私、あなたはあなた」と改めて言葉にされることで、他者との境界線を意識するきっかけになりました。

私は相手とは違う存在だから、必要以上に気にしなくていい。
そう思えるだけで、少し気持ちが楽になったように感じました。

「『ない』より『ある』を口癖にする」

続いては「『ない』より『ある』を口癖にする」(p.46)という言葉です。

私は割と焦りやすい性格で、「時間がない」といつも慌てて行動してしまいます。
「時間がないからできない」と焦ってしまい、どうしてもっと効率よくできないんだろうと落ち込むことがありました。

こうした「時間がない」という感覚は、日常の中でも感じることが多いと思います。
例えば、朝の忙しい時間などもそうです。

「もう10分しかない」と思うと焦ってしまいますが、「まだ10分ある」と考えると、その時間でできることを少しでも進めようと思えるようになります。

私も、この考え方を少しずつ取り入れるようにしています。

ブログを書くとき、私は「10分しかないから記事が書けない」と思いがちでした。
でも、「10分あるからタイトルくらいは決められる」と考えるようにしてみたんです。

そうすると、自分を責める理由や焦る気持ちが少しずつ減っていき、気持ちが軽くなったように感じました。

考え方ひとつで、作業も気持ちも少し前向きに変わるんだと実感しました。

「あたりまえは全然当たり前じゃない」

「あたりまえは全然当たり前じゃない」(p.86)という言葉も、疲れた心に沁みました。

毎日同じ時間に起きて、学校や仕事に行き、何時間も勉強や仕事をする。
帰ってからも家事や育児、宿題やテストなど、疲れていてもやることはたくさんあります。

1日の自分の行動を振り返ってみると、思っている以上に多くのことをこなしていると感じました。
毎日続けているから当たり前のように思ってしまいますが、これは決して当たり前ではないと気づかせてくれました。

「当たり前」と思っていると、うまくできなかった日に「できない自分はだめだ」と感じてしまいがちです。
でも、そもそも日々こなしていること自体がすごいことなんだと思えるようになりました。

仕事や学校だけでなく、もっと小さなことも同じです。
朝起きただけでも頑張っているし、ご飯を食べただけでもえらいことです。

そう思えるようになると、毎日を過ごしている自分のことを、少しずつ認められるようになりました。

どんな人におすすめ?

この本をおすすめしたいのはこんな方です。
どれかひとつでも当てはまる方は、きっとやさしく癒してもらえると思います。

  • 頑張りすぎて疲れてしまう人
  • 自分に厳しくなりがちな人
  • 人の目や評価が気になってしまう人
  • 落ち込んでいるとき・元気が出ないとき
  • やさしい言葉に癒されたい人

おわりに

私はこの本をいつもくつろぐソファーからすぐ取れる位置に置いています(笑)
帰宅して疲れてソファーに座って、「疲れたし、身体が重いし、何もしたくないな」と思いながらこの本を開いてパラパラ眺め始めます。

しんどい時に、こういった可愛い子や優しい言葉に癒してもらうことで、気持ちが少し軽くなります。私は、悩んだり疲れたことから意識が遠のく感じがします。

毎日を頑張っていると、どうしても気持ちに余裕がなくなってしまうことがありますよね。
そんなときに、「大丈夫だよ」「えらいよ」と癒したり褒めたりしてくれる存在があるだけで、少し楽になれると思います。

もし、気になる方がいましたら、ぜひ手に取ってみてください。

ここまで記事を読んでいただき、ありがとうございました。
この記事が少しでも皆さんのお役に立てたら嬉しいです。


出典:根本裕幸監修『コウペンちゃんのきっとうまくいくよ』リベラル社、2024年

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